2017.04.17
B「大坂行ってたんだって?」
A「うん。」
B「なんでまた大阪なの?」
A「飛行機に乗りたくてさ。安くて、飛行機乗れて、行きたいところがあって、日にちもかからないって考えたら
大阪!関空!旅客機!西成!」
B「後半よく分からないけど。なんだ、安旅行をしてきたんだな。チープトリップか。。。」
A「ふふ。。それはチープトリックっていうバンドにかけてますかね・・すす。それともぷぷ。。。恥ずかしいですね英語のぼけ。」
B「かけてねーよ。すすってなんだよ。もういいよ。なんなんだよ説明しろよ!」
A「飛行機乗るのが好きで。乗る何日も前からのわくわく、そして搭乗するまでの無駄な時間、
離陸!ぽーんだかぷーんだかの音!何回かする!
やることない無駄な時間!ひじをどうしていいか悩む時間!窓越しに見える雲海!
その手前にいる出張中のおやじの横顔!そのおやじの人生の楽園!かなわない夢!
着陸!CA!買わないお土産!浮かぶお世話になってるひと!」
B「おいおい、なんだよ途中から。買えよ~お土産。で、大坂行ったのね。行きたいところってどこよ?」
A「仙台には無い所ってもちろんいろんな町にあると思うけど、昔のにおいを醸し出してるところが
やっぱり好きで。昭和の感じがする喫茶店とかさ」
B「うん。いいよね。でも下町的なとこならあるんじゃないの?もっと」
A「いや!そこにはチャックをあけたまま午前中に酔っぱらってる人や、空き缶を集めて日々の暮らしを立てている方や
指揮者みたいに両手を振りながらぶつぶつ言っている方がいないではないか!」
B「なんだよそれ!」
A「いい町なんだよ西成~。よく分かんない板きれに50円って書いて道端で売ってるんだよ~素敵じゃん~」
B「おまえいい加減にしないと怒られるよ。」
A「ほんとに好きなんだよ。馬鹿にしてるとかじゃなくて。人生を感じてさ。
涙が出そうになるのを何度もこらえながら酒を飲んで、歩いて、朝の光を空気を
からだいっぱいに感じたくなる街なんだよ。」
B「おまえのポエムは聞きたくねーよ。ライムとかいってラップだか
親孝行推奨とかに恥ずかしさを感じないやつ
一番嫌いなんだよ」
A「お!デトックス!」
B「やめなさい!」
A「まぁ立ち飲みとかほんと朝から安いとこで飲み歩く感じで。
一番は仏像見に行ったんだけど。素晴らしかったよ!」
B「仏像?骨董屋らしいけど。」
A「市立美術館でやってて。天王寺の。そこがまたいいとこで朝10時から缶チューハイ片手に・・」
B「もうやめなさい!仏像の話は?」
A「説明できないからいい。」
B「なんだそれ!」
A「素晴らしかったよ。奈良、平安鎌倉時代の主に関西の仏像だったんだけど
おおきさや素材感はネットや本ではやはり感じられないなんて
ありきたりなこと言うより
通天閣の真下の飲み屋で京都人に「いなかもの~~」って仲良く言われた話や
中国人の飲み屋ばっかりでつまんねーと思いながら
入った西成の日本人のお店で明らかに席は空いてんのに
「もう一杯です」とか西成以外でもよそ者と見るや「もう終わりなんで~」
と、やんわり断られたりした話の方がいいんではないのかえ」
B「若干京都に引っ張られてるけど。でタイトルの話する?」
A「ありがと。また泉のタピオで4月27日からやります。よろしく!」
B「よろしくって・・飽きたんだろブログ書くの。」
A「う。。ん。。結構時間かかるんだよ、これだけでも。ねむいし・・・」
B「またこんどにするか。前から三か月あいてるけど近々にあげるのね?」
A「うん。うつみみどりに誓って!」
B「そっちのキンキンじゃねーよ」
2016.06.16
B 「そもそもさ、なんでブログ更新しなくなったのよ。店やめたんじゃないかって喜んだ同業者
結構いたって話だよ。」
A 「言葉に疲れたって言うのかな・・・」
B 「何かっこつけてんだよ!たいしたこと書いてたわけじゃないだろ。てきとーに店の状況とかさ
書こうと思えばなんだってあるじゃん。ブログ止まったときはネタだってあっただろうに」
A 「そうだね。ちょっと書こうか書かないか悩んだ事件がイタリアであってさ。ネタ的には面白いんだけど
さすがにそこまでさらけ出せるのか?ってなって。笑えるようにしたかったんだけど、身内はわらえねーよなって。
そこで立ち止まっちゃったのが止まったきっかけと言えばそうかな・・・・・」
B 「そうかな・・・ってめんどくせえ。誰もお前のことなんかたいして気にしてないんだから、さらっとやればよかったじゃん。
そもそも事件ってなんだよ?なんだか人の気を引こうとしてる言い方だけど」
A 「いやいや大したことじゃないんだけどさ。朝方に3階の窓から1階の屋根に落ちたっていう・・・・」
B 「はぁぁああ?おまえは窪塚か!? 何やってんだよ。まさかジョニー大倉にあこがれて飛んでみたかったとかじゃ
ないんだろ?なんでイタリアくんだりまで行ってそんなことになるわけ?」
A 「そーなんだよ。おれも不思議でたまらないんだけど。ボッティチェッリにお呼ばれしたんじゃないかと・・」
B 「なんでお誕生会に呼ばれたみたいな言い方なんだよ。呼ばねーよ、汚いカッコして地元のディーラーに
アーユーメキシカン?なんて言われるようなやつ。どうしたのそれで」
A 「近所の人が救急車呼んでくれてレスキューみたいな人たちに日航ジャンボ機の時みたいに救出されて
また窓から」
B 「たとえが悪い!自業自得と一緒にすんなよ。そんで救急車で病院に行ったのか。」
A 「そうらしい。気が付いたときは病院だったからね。日本でもそうそう乗れないのにイタリアで乗ったって
結構いいネタだろ?」
B 「どうしようもないバカだね・・・」
A 「ひじとかかとが割れたぐらいで大した怪我もなく次の日ドゥオーモに登ったからね。ただ割れた屋根瓦がテラコッタで
結構な請求額が来たよ。かけらでももらってこればよかったな」
B 「頭うったなその時」
A 「いやMRIとかていねいに撮っていただいて・・」
B 「イタリア語話せないのにどうしたんだよ」
A 「お世話になってたれい子さんたちに来てもらって病院から警察から全部やってもらって・・・」
B 「ほんと笑える話じゃなくなってきたな。。警察って?」
A 「薬物とかさ、あと殺人的な?」
B 「的な?じゃねーよ。ほんと殺したくなってきたなこいつ。かなり大事だったんじゃね、それって」
A 「あまり把握できないままで、その時は。しばらくたって保険だなんだって手続きのあたりからいやー怖かったね
よかったね、大したことなくてって」
B 「・・・・そりゃ奥さんに顔向けできないわな。面白おかしく話されても気分悪いんじゃね?」
A 「・・・・・だからさ・・・まぁそれでちょっとブログ更新どうしようかなって」
B 「止まったきっかけはそうだったとしても別に人に言わなくていいことなんだから、さらっといいことだけ書いて
流れとかでやれないこともないだろ。イベントとかあれば知らせた方がいいんだろうし。おいしいもの食ったとか
だれだれのお店に行ったとか書こうと思えばできることいっぱいあるじゃん。それが3年も更新しないってどういうこと?」
A 「そこが自分の中では問題で・・・ある日、本読まなくなったなーって思って。」
B 「3年前?2年前?」
A 「まあそのあたり。あんなに読んでたのに本屋にも行かなくなってて。理由はなんだろうと思ったらさ
日々の情報があまりにも多くて、それを読んでるだけである程度の活字欲求は満たされてしまう。でも物語欲求って
言葉があるのかわからないけど、それさえピンきりでも、右から左でも市井の人の140字程度のものを毎日100も読めばさ
枯渇するほどでもなくなるっていう。たとえ10センチでも水量があればゼロではないよなって」
B 「ん?ん?わかりづらいな。ツイッターやフェイスブックなんかを見てると本読まなくなったってこと?」
A 「わかりやすく言えばね。まとめ記事とかリンクされてる知らない人のブログとか数多ある訳じゃん。ある情報について
拾っても拾っても到底拾いきれないのにリンクを踏まないと落ち着かないというか。そんなことしてると
1日あっという間に過ぎる。そして何も覚えていない。」
B 「それとブログが書けなくなるっていうのはどう関係してくるの?」
A 「すべてが無駄なような気がしてきて。時間の流れの中で瞬間的に発せられた言葉に何もないと。
その時はそう思うしかなくって。」
B 「ブログは無駄だと。でも世の中には物好きがいて読んでくれてた人もいるわけじゃない。悪いとは思わなかったの?」
A 「あんまり言ってもらったことないんだよ。ブログ見てますとか。なんかあるじゃんクリンビュー?みたいなの。
そういうのも見たことなくて」
B 「それを言うならページビューだろ!閲覧数ね。窓拭くとき使うやつだよそれ。」
A 「でも悪いなぁというか後ろめたい気持ちはあって。理由はないんだけどなんとなく疎遠になった人に連絡しづらいみたいな。
後押ししてくれる理由がないと電話しにくいな、ブログの管理のページクリックしにくいな、そう思うと
どんどんそこから目をそらしていくという・・・・」
B 「でもそれって全部おまえ次第っていうか悪いのはおまえだけなんだけど・・」
A 「そうなんだよ!俺が全部悪かった。ほんとは耳聞こえてたんだよ・・」
B 「今頃佐村河内かよ!ふるいんだよ例えが。耳が聞こえてたってことは読んでくれてる人の声も
届いたことはあったし、ブログから目をそらしてた、逃げてたってことになるよな」
A 「うん。」
B 「何度も言うけど適当にやりゃーいいじゃん。商品画像だけかっこつけてUPするだけとか
出かけたところとか店とかそれこそかっこつけないでさ。」
A 「うん。わかるんだどツイッターやフェイスブックでの{他人の日常}を見せられるのが本当に嫌になってさ。
知りたくねーよっつう。宣伝だけって割り切るのがいいんだろうけどそれって俺だったら読みたいか?って思ったら
よまねーよな、つまんないよなって。読んでてつまんないのにやったらもっとつまんねーだろって」
B 「何様だよ。そんなに毎日面白いことだらけなわけないじゃん。それでもネタ作ったりしてみんなやってんじゃねーの?
そもそもお前のブログそんなに面白いことだらけだったわけじゃねーだろ。」
A 「うん。わかります言いたいことは。目そらして耳ふさいで勝手に逃げてどんどん細い道の方に入って行っちゃったな
みたいな感じだったんだよ。人間関係でも嫌なことがあったり・・・・」
B 「ま、いきてりゃ誰だって嫌なことの一つや二つ抱えてるんだから。そういうのを自分で乗り越えていけないと
自営業なんてやっていけないんじゃないの?まして骨董なんて魑魅魍魎の世界だろ。」
A 「骨董品も見たくなくなったりしてたもんな。みたらその物が話してくる言葉がプレッシャーがすごくて。
なぐさめられたり、叱られたり、突き放されたり・・・」
B 「いよいよ何言ってるかわかんなくなってきましたけれども・・」
A 「わかりやすく言うとさ、スティーブンセガールの映画しか見たくないって時期があって」
B 「全然わかんねー!完全予定調和の世界じゃん。ありゃ水戸黄門がセガールのCIAで悪代官がマフィアになっただけか
その派生形だけだろ」
A 「一概には言えないけどさ。
言葉のもつ意味がとらえきれなくなってたんんだとおもう。
だから変化を嫌うんだ。だけど、日常のありふれたこともとらえられなくなってるから
うんざりだったんだとおもう。みんな一緒でつまんない。そう思ってる俺が一番つまんないだろうと。
変化も日常もいやなら言葉は噤む(つぐむ)しかなくなる。
入ってこないのにでていくわけないじゃないか!」
B 「!!なんだよ急に。 よくわかんねーけどうろうろさまよってたわけだ。
ぐずぐず自分を責めたふりして。ばかだねぇ。ほんと。」
A 「そんないい方しなくても・・・」
B 「事実じゃねーか。結局はアル中時代と変わらずかっこつけたいわけだ。何にも変わってねーじゃん。」
A 「いやいや・・ふふ・・私は相当な変わり方を成し遂げたでございますですよ、旦那様。ハイ!」
B 「誰が旦那様だよ、気持ち悪いな。酒でもやめたか。それならちょっとびっくりだけどな」
A 「ハイ。旦那様。やめてはいないのですがちょっと休憩中でございます」
B 「ほ~~~飲んでないと。ついに医者に止められたか?」
A 「まぁそのようなことはご内密に・・・」
B 「そのしゃべりかたやめろよ!偉そうに言った割にはたいしたことないな」
A 「ほほほほほ・・なんと私は13キロの体重の増加に成功したのでございます!」
B 「うぇ~~!酒やめてそんなに太ったの!人間ってすごいね!」
B 「ん?どうした。泣いてるのか?」
A 「泣いてません!まぁ前が46キロでミイラみたいだったからいいんじゃないですか。」
B 「やだねぇ。たいていデブって開き直るんだよな。ダイエットの本でも探しに行く?」
A 「いかねーよ。ところでさこのブログの文章爆笑問題の本みたいじゃね?」
B 「いいんじゃないの。リハビリだと思えば。
まぁ何はともあれブログは続けるんだな?」
A 「そうだね~気が向けばね~」
B 「やっぱり太っただけでなにも変わってねーじゃねーか」
2013.08.02
深い闇に体ごと沈んでおりましたが
そろそろ復活せねば、との気持ちに
ようやくなりました。
まぁ日記的な感じなので
古臭くても、イタリア続きから始めようかなぁと思います。
皆さんからの期待が
重荷になったり力になったり。。
自分自身の身の置き所がわからなく
ウロウロしておりましたが
そろそろでしょうか。。。。
求められているということを噛み締めながら。