はっぴぃばぁすでいしげお
2009.02.21
今年の仙台は雪が多い気がする。
毎年思っているのかもしれないし、外出する時に
よく降っているからか、根拠も無くそう思う。
雪が降っている方が暖かいから特に不満はないので
降った方がいいとまでは言わないけれど降っても別にかまわない。
雪が降った方が暖かい、という言い方は、
雪の降らないところに住んでいる方には、判りにくい表現だけど
雪国の人には自明である。
仙台は殊更強調できるほど雪国ではないが
九州よりは降る。
なぜ暖かいのかと言うと、「あ!雪だ!」と身構えて、
いつもより一枚多く服を着るからである、などとくだらない
ことはいいとして、科学的に特に調べたわけでも無いからわからないが
私が思うのは、日本人としての感性なのではないかなぁと。
雪に関する言葉も、他の国に比べれば多い。
雪見障子、雪見酒、雪明り、雪月夜、雪割草・・・
どれをとっても風声品流でございます。
寒いからこそ暖かさを知り、雪の日は、悲しみよりも
喜びを、暖かさを想うからなのではないか。
温度ではなく気持ちが暖かいのだ。
自然を受け入れ、自然とともに生きる考え方が言葉にも
現れているし、昔から色々なデザインにも出ている。
特に高価な美術品ではなくとも、例えば
明治、大正時代の染付けや、印判の皿にも雪をモチーフにした
ものは多く、窓の外に雪が降っている物や、
山水でも屋根の上や木の上に雪が積もっているものもある。
雪に犬が遊ぶ物や、雪だるまなんていうものもあってかわいらしい。
雪の日にそのようなものでとる夕餉は特に楽しい。
雪の日の夜は静かで暖かい。
そんな夜に古人に思いを馳せながら
骨董を弄るのはなんともいえない気分になる。
ちなみに雪に関係する名前を持つ妻は20日が誕生日である。
おめでとうございます。
そして志賀直哉や志村けんや長嶋茂雄も誕生日です。
私と同じ日の有名人は谷隼人ぐらいか・・・
なぜか悲しく、負け越した気分になります・・・